- 「最近、子どもがあまり外で遊ばなくなった」
- 「家では動画やゲームばかりで、運動する時間が少ない気がする」
- 「このままで体力がつくのかな?」
子育てをしていると、そんな心配をすることがありますよね。
特に幼児期は、保育園や幼稚園で過ごす時間が長く、帰宅してからは食事やお風呂、寝かしつけ。
毎日の生活だけで精いっぱいで、「もっと運動させてあげたい」と思っていても、なかなか時間を作れないご家庭も多いと思います。
もちろん、子どもが毎日たくさん運動しなければいけないわけではありません。
ただ、幼児期は遊びながら体を動かす経験を重ねることで、走る、跳ぶ、登る、転がる、バランスを取るといった基本的な動きを身につけていく大切な時期です。
運動不足が続くと、体力だけでなく、体を思い通りに動かす経験や「体を動かすのって楽しい」という気持ちにも影響することがあります。
この記事では、子どもの運動不足がどのような影響につながるのか、幼児期にどのくらい体を動かしたいのか、そして家庭でできる運動や遊びについて、できるだけわかりやすくお話しします。
misako「うちの子にも少し運動する時間を作ってあげようかな」と考えるきっかけになればうれしいです。
子どもの運動不足が増えているのはなぜ?
昔と比べて、子どもが自然に体を動かす機会は少なくなっています。
外で遊べる場所が減ったことだけが理由ではありません。
家の中でもテレビや動画、ゲームなど、座ったまま楽しめるものがたくさんあります。
さらに、保護者の仕事や家事などで忙しく、平日に公園へ連れて行く時間を毎日作るのが難しいこともあります。
幼児の場合、「運動しなさい」と言われても、そもそも運動をするために外へ出る習慣がなければ、なかなか行動にはつながりません。
そのため、幼児期の運動不足を考えるときは、
「運動させなければ」ではなく、「自然に体を動かす時間があるか」
という視点で考えることが大切です。
「運動不足=運動していない」だけではありません
運動不足というと、スポーツやトレーニングをしていない状態をイメージするかもしれません。
でも、幼児の場合は少し違います。
- 公園で走り回る。
- 階段を上り下りする。
- 鬼ごっこをする。
- ボールを追いかける。
- 鉄棒にぶら下がる。
- 家の中でジャンプする。
こうした日常の遊びも、子どもにとっては大切な身体活動です。
つまり、「習い事をしていないから運動不足」というわけではありません。



普段の生活の中で、どれくらい体を動かしているかを見ることが大切です。
運動不足が子どもに与える影響
では、子どもの運動不足が続くと、どのようなことが考えられるのでしょうか。
ここでは、幼児期の子どもに特に関係の深いものを見ていきます。
体力がつきにくくなる
まず考えられるのが、体力の低下です。
少し走っただけで疲れる、長く歩くのを嫌がる、公園で遊び始めてもすぐに「疲れた」と言う。
こうした様子が見られる場合、普段から体を動かす機会が少ないことが関係している可能性があります。
体力は、特別なトレーニングをしなくても、日々の遊びや活動を通して少しずつ身についていきます。
反対に、体を動かす機会が少なければ、なかなか体力も育っていきません。
体を思い通りに動かす経験が少なくなる
幼児期は、体を動かすことそのものを覚えていく時期です。
走るだけでも、
- 「どのくらいの速さなら転ばないか」
- 「止まるにはどうしたらいいか」
- 「方向を変えるにはどう動けばいいか」
など、たくさんのことを体験しています。
ジャンプをするときも、踏み切る、空中で姿勢を保つ、着地するという経験を繰り返しています。
こうした経験が少ないと、体を動かすことに慣れるまでに時間がかかることがあります。
転びやすくなることがある
子どもは遊びながら、転び方やバランスの取り方も覚えていきます。
走っていて少しよろけたときに姿勢を立て直したり、段差をまたいだり、でこぼこした場所を歩いたり。
こうした経験は、体の使い方を覚えるうえで大切です。
運動する機会が少なければ、当然こうした経験も減ってしまいます。
ただし、「転びやすい=運動不足」と決めつける必要はありません。
子どもの成長には個人差があるため、周りの子と比べるのではなく、その子自身が少しずつできることを増やしているかを見ることが大切です。
姿勢を保つ力が育ちにくくなることがある
- 座っているときにすぐ寝転がる。
- 食事中に姿勢が崩れやすい。
- 床に座っているとすぐにゴロゴロする。
こうした姿を見ると、「姿勢が悪い」と感じることもあるでしょう。
もちろん、姿勢には生活習慣や体格などさまざまな要因があります。
その一つとして、日頃から体を動かす経験が少ないことも考えられます。
走ったり、登ったり、しゃがんだり、バランスを取ったりする遊びを通して、子どもは自然と自分の体を支える力を使っています。
幼児期は、筋肉を鍛えるというよりも、遊びの中で全身を使う経験を増やすことが大切です。
「体を動かすのが苦手」につながることがある
運動が苦手な子どもは、最初から運動能力が低かったとは限りません。
- 「走ってもすぐ疲れる」
- 「ボールをうまく取れない」
- 「ジャンプが怖い」
- 「周りの子についていけない」
そんな経験が続くと、少しずつ「自分は運動が苦手なんだ」と感じるようになることがあります。
すると、苦手なことを避けるようになり、さらに体を動かす機会が減ってしまうこともあります。
だからこそ幼児期は、できる・できないを競うよりも、
「やってみたら楽しかった」
という経験を増やしてあげることが大切です。
運動不足は集中力にも関係する?
「運動すると集中力が高まる」と聞いたことがある保護者も多いのではないでしょうか。
実際、体を動かすことと、子どもの集中しやすさには関係があります。
ただし、「運動すれば必ず集中力が上がる」と単純に考えるのは適切ではありません。
子どもの集中には、睡眠、生活リズム、環境、興味のあることなど、さまざまな要素が関係しています。
そのうえで、適度に体を動かすことは、気持ちを切り替えたり、頭をすっきりさせたりするきっかけになります。
体を動かすことで気持ちを切り替えやすくなる
幼児は、大人のように「今から30分集中しよう」と自分で気持ちを切り替えるのがまだ難しい時期です。
- 遊びから食事へ。
- テレビからお風呂へ。
- 家の中から外へ。
毎日の中には、たくさんの切り替えがあります。
体を動かす遊びを取り入れることで、気持ちをリフレッシュし、その後の活動に入りやすくなることがあります。
「ずっと座っていられるようにする」のではなく、動く時間と落ち着く時間をうまく作ることが幼児期には大切です。
運動不足を防ぐには、毎日何をすればいい?
ここで、「じゃあ毎日どんな運動をさせればいいの?」と思うかもしれません。
でも、難しく考える必要はありません。
幼児期なら、特別なトレーニングよりも、まずは日常の中で楽しく体を動かすことを意識してみましょう。
公園では「遊具+走る遊び」を組み合わせる
公園へ行ったら、滑り台やブランコだけで終わらせず、少し走る遊びも取り入れてみましょう。
- 「ママのところまで競争!」
- 「どっちが先にあの木まで行けるかな?」
- 「パパから逃げて!」
こんな簡単な遊びでも十分です。
走る、止まる、方向を変えるという動きを自然に経験できます。
家の中でもできる運動を取り入れる
天気が悪い日や、外へ出る時間がない日もありますよね。
そんな日は家の中で、
- その場でジャンプする
- 布団の上で転がる
- クッションをまたぐ
- 音楽に合わせて踊る
- 動物のまねをする
など、遊び感覚で体を動かしてみましょう。
「運動の時間を作らなければ」と考えるより、親子で遊ぶ時間の中に体を動かす要素を入れるほうが続けやすくなります。
「できた?」より「楽しかった?」を大切にする
幼児期の運動では、回数や記録を気にしすぎる必要はありません。
- 「何回跳べた?」
- 「何秒できた?」
ということより、
- 「楽しかったね」
- 「もう一回やってみようか」
- 「さっきより上手になったね」
と声をかけてあげることが大切です。



体を動かすことに良いイメージを持てると、子ども自身が「またやりたい」と思いやすくなります。
運動不足が気になるなら、体操教室という選択肢も
家庭で運動する時間を作ることはもちろん大切です。
一方で、
- 「仕事が終わってから毎日公園に連れて行くのは難しい」
- 「家だとどうしても動画ばかりになってしまう」
- 「どんな運動をさせればいいのかわからない」
というご家庭もあるでしょう。
そんなときの選択肢の一つが、幼児向けの体操教室です。
体操教室というと、「逆上がりや跳び箱を練習する場所」というイメージがあるかもしれません。
ですが、幼児向けの教室では、それだけが目的ではありません。
走る、跳ぶ、転がる、登る、ぶら下がる、バランスを取るなど、さまざまな動きを遊びながら経験することができます。
体操教室なら運動する時間を定期的に作れる
子どもに運動させたいと思っていても、家庭だけで毎週決まった時間を確保するのは意外と大変です。
体操教室なら、週1回など決まった時間に通うことで、「体を動かす習慣」を作りやすくなります。
毎日の運動をすべて習い事に任せる必要はありません。
家庭での遊びと教室での運動を組み合わせることで、無理なく運動する機会を増やせます。
いろいろな動きを経験できる
幼児期には、一つのスポーツだけを繰り返すより、さまざまな体の動きを経験することも大切です。
- 走る。
- 跳ぶ。
- 転がる。
- 支える。
- ぶら下がる。
- バランスを取る。
- ボールを投げる。
こうした経験が積み重なることで、「自分の体をどう動かしたらいいのか」を少しずつ覚えていきます。
「運動が苦手になる前」に楽しい経験を作れる
体操教室を選ぶときに、技術をたくさん教えてくれるかどうかだけを見る必要はありません。
幼児期は、
- 「先生と遊ぶのが楽しい」
- 「できなかったことができた」
- 「また行きたい」
と思えることがとても大切です。
運動が得意になることだけを目標にするのではなく、体を動かすことを好きになるきっかけを作る場所として考えてみるのもよいでしょう。
子どもの運動不足が気になるときに見直したいポイント
「うちの子、運動不足かも」と感じたら、いきなり習い事を探す前に、普段の生活を少し振り返ってみましょう。
こんな様子がないかチェックしてみましょう
- 外で遊ぶ時間が以前より減った
- 少し歩くと「疲れた」と言うことが増えた
- 公園へ行っても座っている時間が長い
- 走ったりジャンプしたりする遊びをあまりしない
- 家ではテレビや動画を見る時間が長い
- 休日も座って遊ぶことが多い
- 体を動かす遊びを嫌がることが増えた
一つ当てはまったからといって、すぐに「運動不足」と判断する必要はありません。
子どもは成長の途中ですし、日によって活動量も変わります。
大切なのは、こうした状態が長く続いていないか、そして子どもが体を動かす機会を持てているかを見ることです。
幼児の習い事として体操教室を選ぶときのポイント
運動不足をきっかけに体操教室を探すなら、料金や場所だけで決めず、子どもが楽しく続けられる環境かどうかも見ておきたいところです。
年齢に合った内容になっているか
幼児と小学生では、できることも興味を持つことも大きく違います。
幼児の場合は、技術を詰め込むよりも、遊びを取り入れながら基本的な動きを経験できる教室のほうが、無理なく参加しやすいでしょう。
子どもが楽しそうに参加しているか
体験レッスンがあるなら、ぜひ子どもの様子を見てみてください。
上手にできているかよりも、
- 「先生の話を聞こうとしているか」
- 「楽しそうに動いているか」
- 「失敗してももう一度やろうとしているか」
といったところを見るのがおすすめです。
先生が子どもをよく見ているか
幼児は、一人ひとり成長のスピードが違います。
同じ年齢でも、走るのが得意な子もいれば、慎重に動く子もいます。
だからこそ、全員に同じことをさせるだけではなく、それぞれの様子を見ながら声をかけてくれる先生かどうかは大切なポイントです。
「できるようにする」だけを目的にしていないか
体操教室を選ぶときは、「逆上がりができるようになる」「跳び箱が跳べるようになる」といった目標だけでなく、その過程も見てみましょう。
幼児期に大切なのは、技を完成させることだけではありません。
体を動かすことを楽しみ、いろいろな動きに挑戦し、「やってみよう」と思える気持ちを育てることも、長い目で見ると大切な経験になります。
子どもの運動不足は「運動させる」より「体を動かす習慣」から
子どもの運動不足が気になると、「何か運動をさせなければ」と焦ってしまうことがあります。
でも、幼児期はそんなに難しく考えなくても大丈夫です。
- 公園で走る。
- 親子で鬼ごっこをする。
- 音楽に合わせて踊る。
- 階段を自分で上る。
- ボールを追いかける。
- 布団の上でゴロゴロする。
こうした一つひとつの経験が、子どもの体を動かす力につながっていきます。
そして、家庭だけでは運動する時間を作るのが難しい場合には、体操教室などの習い事を上手に活用する方法もあります。
大切なのは、「運動ができる子にする」ことだけではありません。
「体を動かすのは楽しい」と思える子に育てていくこと。
そのために、今の年齢だからこそできる遊びや経験を少しずつ増やしてあげることが大切です。
まとめ|まずは「最近、体を動かしているかな?」から考えてみよう
子どもの運動不足が続くと、体力や体の動かし方を身につける機会が少なくなることがあります。
また、運動そのものを「苦手」「疲れる」と感じるようになり、体を動かすことから遠ざかってしまうこともあります。



だからといって、毎日厳しい運動をさせる必要はありません。
幼児期は、遊びの中で走る、跳ぶ、転がる、登る、バランスを取るなど、いろいろな動きを経験することが大切です。
まずは、
- 「最近、外で遊ぶ時間はあるかな?」
- 「家の中でも体を動かしているかな?」
- 「子どもは体を動かす遊びを楽しんでいるかな?」
と、普段の生活を振り返ってみてください。
もし家庭だけでは運動する時間を作るのが難しいと感じるなら、幼児向けの体操教室を利用するのも一つの方法です。
体操教室を選ぶときは、技術をたくさん教えてくれるかだけではなく、子どもが楽しみながら、さまざまな動きを経験できる環境かどうかを見てみましょう。
「運動不足だから何とかしなければ」と考えるより、
「これから体を動かすことを好きになってもらうには、何ができるだろう?」
そんな視点で、お子さんに合った運動の機会を探してみてはいかがでしょうか。








